MEGAドリームexピカチュウSARが72時間取引トップ—151リザードンとの比較で読む市場温度
直近72時間の取引データでMEGAドリームexのピカチュウex SARが78件でトップを記録。ポケモンカード151勢の根強い需要や新弾ムニキスゼロの動向を交え、投資視点で現状を分析する。
72時間取引ランキング:ピカチュウSARが独走
2026年5月末時点の直近72時間取引データを集計したところ、ハイクラスパック「MEGAドリームex」収録のピカチュウex SAR(M2a 234/193)が78件でトップを記録した。2位のポケモンカード151リザードンex(SV2a-185、74件)と僅差ながら、単体カードとしての取引密度は際立っている。
この2枚が突出している一方、ムニキスゼロ(M3)からピッピ(56件)とニャースex(24件)がランクインしており、新弾効果が取引量に反映され始めているのが読み取れる。以下、注目カードごとに投資観点から状況を整理する。
MEGAドリームex:ピカチュウSARの需要はなぜ厚いか
ピカチュウex SAR(M2a-234)の78件という数字は、単純な投機的売買では説明しにくい水準だ。背景として考えられる主な要因は以下の通り。
- コレクター需要の継続性:ピカチュウをモチーフにしたSARはシリーズを問わず高い収集意欲を維持しやすく、PSA10グレードへの流入も比較的安定している。
- MEGAドリームexの発行量と稀少感のバランス:ハイクラスパックという性質上、封入率はレギュラーパックより高めに設計されているが、SARの絶対数が限られるため市場での供給は引き続き絞られる傾向がある。
- 二次市場での価格帯の整理:高騰期を経て落ち着きを見せていた時期のカードが、改めて「買い場」として認識されている可能性がある。
ただし取引件数の多さはあくまで「売買が活発」であることを示すに過ぎず、価格が上昇しているとは限らない点には留意が必要だ。
ポケモンカード151:リザードンとピカチュウの底堅さ
SV2a収録のリザードンex(SV2a-185、74件)とピカチュウ(SV2a-173、34件)は、発売から一定期間を経た今もランキング上位に残り続けている。
ポケモンカード151は復刻・原点回帰をコンセプトにした弾であり、幅広い年代層のコレクター・ファンからの恒常的な需要が強みだ。特にリザードンexはゲームの強さとコレクション価値が重なるため、PSA鑑定済み品の流動性が高く、転売目的だけでなく長期保有を見据えた購入も混在していると推察される。
一方で、すでに相場が成熟している側面もある。大きな上値余地を期待するより、下値の堅さと流動性の高さを評価して保有するスタイルが現実的な判断になりうる。
新弾ムニキスゼロ:ピッピとニャースexが示す初動の兆候
新弾「ムニキスゼロ」からはピッピ(M3-086、56件)とニャースex(M3-114、24件)がランクインした。発売直後あるいは発売直前の弾では、取引の多くが現物の確保・放出・グレーディング出しによって構成されることが多い。
特にピッピの56件という数字は目を引く。ピッピは根強いファン人気を持つカードであり、アート性の高いカードであれば長期的なコレクション需要が見込める一方、初動の過熱後に調整が入るパターンも多い。現段階では市場がどの価格帯を適正と判断するかを見極めている段階と考えるのが自然だ。
ニャースexについても同様に、exレアとしての格を持ちながら取引が始まった段階であり、PSA鑑定品の相場形成はこれからといえる。
インフェルノX・変幻の仮面・テラスタルフェスexの動向
取引件数は中位ながら、複数の弾から注目カードが並んでいる点も興味深い。
- メガリザードンXex SAR(M2-110、24件):MEGAシリーズのリザードン系SARはコレクター人気が高く、安定した需要を持つ。
- ゼイユ SAR(SV6-130、22件):キャラクターSARはゲーム本編キャラとの親和性があり、特定ファン層からの需要が根強い。
- エーフィex / ブラッキーex(SV8a-211・217):イーブイズ系のexカードは一定の底堅さを持ち、シリーズとして収集されやすいという特徴がある。
これらはいずれも特定のテーマ収集(ポケモン・キャラ・弾) に紐づいた需要によって支えられており、市場全体の温度よりも個別コミュニティの動向に左右されやすい。
投資家が注目すべき3つのポイント
今回のデータから、投資視点で押さえておくべき示唆をまとめる。
- ピカチュウ・リザードン系の流動性の高さは継続中:値上がり益よりも換金性の高い資産としての機能が維持されている。
- 新弾(ムニキスゼロ)の価格発見フェーズはまだ序盤:初動の取引量だけで判断せず、1〜2カ月の価格推移を観察してから動くのが賢明。
- 取引件数と価格の乖離に注意:取引が多い=価格上昇中ではない。出来高増加が売り圧力による場合もあるため、平均取引単価の変化も合わせて確認したい。
※ 本記事は情報提供を目的としており、投資判断は読者ご自身の責任においてお願いします。カード相場は市場環境や需給変動により大きく変動する場合があります。
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